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マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書(大嶋祥誉著/SB Creative)

マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書

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<この本から学べること>
世界最高峰のコンサルティングファームマッキンゼーの新入生が叩き込まれる問題解決に取り組む時の心構えと問題解決のノウハウを学べます!

<ビジネスマン八岳次郎の勝手にオススメ度数>
・サラリーマンへのオススメ度数 【★★★★★】
・独立起業家へのオススメ度数  【★★★★★】
※問題解決はすべてのビジネスパーソンに必須!マッキンゼー入社1年目に学ぶ問題解決のノウハウを知りたいすべてのビジネスパーソンにオススメです!

<著者>(本書より引用)
センジュヒューマンデザインワークス代表取締役。エグゼクティブ・コーチ、組織開発・人材育成コンサルタント上智大学国語学部卒業。米国ヂューク大学Fuqua School of Business MBA取得。米国シカゴ大学大学院人文科学学科修正終了。マッキンゼー・アンド・カンパニーでは、新規事業の立ち上げ戦略、全社戦略立案、営業戦略立案などコンサルティングプロジェクトに従事。その後、ウイリアム・エム・マーサー、ワトソン・ワイアット、グローバル・ベンチャー・キャピタル、三和総合研究所にて、経営戦略や人材マネジメントへのコンサルティングおよびベンチャー企業支援に携わる。2002年より独立し、エグゼクティブ・コーチング、組織変革コンサルティング、チームビルディングやリーダー開発に従事する。

<本書内容概略>
世界最強コンサルティングファームマッキンゼーの新入社員が叩き込まれるという仕事術。コンサルティングプロとしての仕事に対する姿勢から、問題解決の基本プロセスフレームワーク、そして問題解決の効果を高める思考方法まで、その内容が盛りだくさんです!世界最高峰コンサルティング会社使われている問題解決の方法を知りたい人は必読です!

本書は、7章の構成になっていますが、プロとしての仕事に対する姿勢問題解決の基本プロセスフレームワーク、そして問題解決の効果を高める思考方法などが詳しく述べられています。これら4つについて、見ていきましょう。

まず、1つ目に、プロとしての仕事に対する姿勢についてです。
・UP or OUT(バリューを出し続けるか、出ていくか)
・Complete work(完璧な仕事)
この言葉が、マッキンゼーでの仕事に対する流儀と著者は述べています。プロフェッショナルとしての心意気が伝わってきます。
マッキンゼーというと、オフィスの中で、データを分析して答えを見つけるような印象がありますが、実際は、クライアントに「こんな答えがあったのか!」と身を乗り出させるような最高の提案を常にすることを心がけて、最高の世界一汗を書いて、現場に足を運んで、自分の仕事に真摯に取り組むコンサルティングファームということが、本を読むと判ります。

2つ目に、問題解決の基本プロセスです。この部分は、問題解決の基本で、もっとも重要な部分になります。この基本プロセスを理解し、実践しなければ絶対に真の問題解決には結びつかないと言えます。
著者は、問題解決の基本プロセスについて、下記のように述べています。
・本来の「問題解決」とは、起こった自称に対処することではなく、「なぜ、その事象が起こったのか?本当は、どうあればその事象が起きないのか?」という問題の本質まで掘り下げて解決すること
・じつは多くの人は、この違いが区別できていないために、何度も同じような問題に悩まされる
マッキンゼーでは、クライアントの問題解決のために、問題の全体像を把握しつつ、真の問題は何か?重要な課題は何か?を徹底して深掘りをすることを教えられた

そして、具体的な問題解決の基本プロセスは、下記だと言います。

問題解決の基本プロセス
問題の設定とその領域の決定⇒課題の整理と構造化(課題の見える化)⇒情報の収集⇒仮説を立てる⇒仮説を検証する⇒解決策を考える、解決策を実行する

このプロセスにしたがって、問題解決を進めることによって、どんな問題も真の解決に結びつけるということが、読み進めていくと理解できます。そして、これらの方法は、どんな仕事をしている人でも、使えると思いました。

3つ目に、フレームワークについてです。
この言葉は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?しかし、『フレームワークとはマッキンゼーが考案した問題解決のための万能の方法』と多くの方は間違って理解していると述べています。『本当は、先に述べたような問題解決の基本プロセスを進んでいく時に、それらを助ける便利なツールに過ぎない』と言っています。『したがって、身につけることがゴールではない』としています。フレームワークは手段であって目的ではないということです。本書の中では、『ビジネスシステム』『3C(顧客:Customer。競合:Competitor、自社:Company)』『7S』『ポジションのマトリックス』『ロジックツリー』などが具体的に説明されています。

そして最後、4つ目に、問題解決時の効果を高めるための思考方法についてです。フレームワークが問題解決の基本プロセスを進んでいく中で、短時間に答えにたどり着くための便利な道具とすると、この思考法は、クライアントが納得する答えにたどり着くための心構え考え方と言えるでしょう。自分の思考の枠にとらわれず、「So What?(だから何?)」と深く考え抜くことの重要性が語られています。また現実を見るだけでなく、「それが顧客にとって将来どんな意味を持つだろうか?」という未来志向で考えることの重要性についても述べています。

ポイントを絞って、4つほど紹介しましたが、仕事で使える問題解決の方法が盛りだくさんです。世界最高峰の問題解決のやり方を学びたい方には、ぜひオススメの1冊です!

<ビジネスマン八岳次郎の感想>
ビジネスで大切な仕事は、日々の利益を生みだすライン業務とともに、もう一つ大切なのが、会社の中に存在する問題を解決することでしょう。会社の中には、解決することにより、さらに効率があがり、利益を生み出せるチャンスが数多く存在しています。我々は、そんな問題の解決に取り組まなければならないのです。
一方、会社を取り巻く環境も、日々大きく変化しています。まわりの環境の変化に合わせて、会社を変化させていかなければ、取り残されてしまう時代になってきています。
いずれにしても、サラリーマン生活をしていて感じることは、日々の仕事は問題の解決の連続ということです。問題解決こそが会社での自分の存在意義と言っても良いかもしれません。

そんな、会社で必要不可欠の問題解決ですが、短い時間で真の答えに必ずたどり着ける方法があったとしたら?この本には、その答えが書かれていると思いました。問題解決に取り組むすべてのビジネスパーソンにオススメです!

ではでは。