武器としての決断思考（瀧本哲史著/星海社新書）
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＜この本から学べること＞
・意思決定の重要性が、今後どんどん増していくことが理解できます。
・ロジカルシンキングの駆使による説得力のある良い意見の作り方を学べます。
・より良い意見はディベートによって磨かれることを学べます。
＜ビジネスマン八岳次郎の勝手にオススメ度数＞
・サラリーマンへのオススメ度数 【★★★★★】
・独立起業家へのオススメ度数 【★★★☆☆】
＜著者＞（本書より引用）
京都大学客員准教授、エンジェル投資家。 東京大学法学部卒。大学院をスキップして、助手に採用されるも、マッキンゼーに転職。３年で独立、企業再生や投資で実績を上げる。京都大学で、「意思決定論」、「起業論」、「交渉論」の授業を担当の人気講師。 「ディベート甲子園」を主宰する全国教室ディベート連盟事務局長。NPO法人全日本ディベート連盟代表理事。
＜本書内容概略＞
自分の人生！自分で決めるしかない！ これからの混沌とした時代を生き抜くには意思決定の方法を学び、決断力を身につけることが絶対必要！ 仕事、家庭、人生、すべての直面する課題に応用できる「自分で答えを出すための思考法」が学べます！ これを、読めば、人生が変わるきっかけになること間違いなし！ オススメの１冊です
これからのカオスの時代、自分自身で意思決定する重要性が増してくるという考え方から、著者ご自身が行っている京大での授業をもとに、「意思決定の授業」を一冊の本に凝縮したものになっています。
過去のやり方は通用しないし、人生のレールを誰かが敷いてくれることもありません。
自分自身で正しい意思決定をすることが、より良い人生を歩むための強力な武器と説きます。
ロジカルシンキングの考え方の駆使による説得力のある意見の作り方が述べられていると共に、その意見がディベートによって磨かれる、ということが本書の中で、授業形式に述べられています。
＜ビジネスマン八岳次郎の感想＞
『知識をどれだけ持っているかはそれほど大切ではない、大切なのは、知識を組み合わせて、どれだけ独自性のある自分の意見に変えられたか』
常に心がけていることです。
知識は、インターネット、本、新聞、テレビ、様々な情報媒体から手に入れられます。
しかし、会社の中で、知識の多い少ないは、それほど重要ではありません。
なぜなら、情報はどんどん新しくなるからです。
知っておかなければならないのは、どこにその情報があるかということです。
そして、もっとと求められること、それは、知識と知識が融合された誰も持っていない知恵です。
これが大切です。
知恵は、自分の独自性が加わり、今までない、新しいものに生まれ変わった考えです。
知識と知識がつながり、相乗効果を引き起こしたオリジナリティのある考えに昇華したものなのです。
人の意見や考え方（知識）の受け売りではなく、自分自身のオリジナリティあふれる、そして説得力のある考え方や意見（知恵）が求められます。
（人をうならせる程の説得力あふれた意見であればあるほどベター。）
そして、その時に、必要なのが、論理的に、深く深く深く深く考えること。
それを、日々の業務の中で、その能力を磨き続けています。
この本では、その大切さとその能力の身につけ方が述べられています。
熱い語り口で、はぎれよく本の中で授業が展開されます。
講義内容が一冊の本の中に凝縮されたイメージです。
ではでは。
