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サムスン式仕事の流儀5年で一流社員になる(ムン・ヒュンジン著/吉原育子訳 サンマーク出版)

サムスン式 仕事の流儀 5年で一流社員になる

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(2014/3/8 06:11時点)


<この本から学べること>
爆発的なビジネス成果を出すために必要な仕事への取組み姿勢を学べます。

<ビジネスマン八岳次郎の勝手にオススメ度数>
・サラリーマンへのオススメ度数 【★★★★★】
・独立起業家へのオススメ度数  【★★☆☆

<著者>
オクラホマ州立大で学士号およびMBA取得。高麗大大学院の修士課程修了。大学在学中にSemester at seaプログラムで世界中を船で旅し、旅行記を東亜日報に連載。その後も留学などの経験談をもとに『遊覧船大学物語』『アメリカ学生街物語』などを執筆した。MBA取得後、サムソンSDIのPDPプラズマディスプレイ)事業本部に入社、グループ長として、対フィリップスの売り上げを300億ウォンから500億ウォンに伸ばす実績を残した。退社後は、サムスンで学んだことを活かして各方面の企業で成果を上げている。現在は、自動車部品企業のAuto Genでグローバル新規ビジネス事業を総括する専務理事として在職中。(本書より抜粋)

<本書内容概略>
なぜ、サムスンの勢いはすごいのか?!サムスン電子、サムスンSDI代表されるサムスン系列は、韓国GDPの20%以上(2010年)といいます。 理由はいろいろあるでしょうが、この本では、答えの一つとして、仕事のやり方にフォーカスしています。 「サムスンではどんな仕事のやり方をしているのか知りたい!」「自分の仕事のやり方の参考にしたい!」そのように思うビジネスマンは、ぜひとも一見の価値ある一冊となるでしょう!

この本で述べられているメッセージはズバリ、「仕事の結果」を変えたかったら、「仕事のやり方」を変えろです。
同じ仕事をするにも、うまくやり遂げて上司から信頼を得る人、うまくやり遂げられない人と、様々だと思いますが、この差はどこから生まれるのでしょうか?
著者は、「仕事のやり方の差」だと述べています。
そして、その差が「個々人の能力の差」として評価されてしまうとも述べています。

本の構成は、入社前から5年間までの約6年の間に、どんな仕事の能力を身につけていく必要があるかをいろいろ述べていく構成になっていますが、その中で、一貫して述べられているのは、目の前にある自分の仕事への取り組み方についてです。
「目の前の仕事を限られた時間の中で、いかに過酷に、質を高くやり遂げるか」ということが、具体的な事例を交えて述べられています。

<ビジネスマン八岳次郎の感想>
私も、某企業サラリーマンですが、著書の中で紹介されている業務への取り組みの過酷さには、正直、「そこまでやっているのか!」と驚きました。
著者の経験に基づいているので、内容が生なましく、どれも強く印象に残りましたが、その中でも、特に印象的だったのが、出張後の報告書の重要性、及びその書くタイミングについてです。
下記に抜粋しましょう。
『私はこう断言する。うまくいった主張は「出張報告書」を書くことで完成する』(p104)、『出張報告書は、帰りの機内で書き終えて、飛行機から降りたら報告書が読めるように しておく。これがサムスンの常識だったのだ』(p106)、『現在サムスンが見せている「最高の成果」には、他者よりもスピーディーに仕事を進めてきたという背景があるのだ』(p106)、他にも、サムソンSDI社員の知られざる過酷な仕事の流儀が満載の本書です。
国際競争が激しさを増している現在、特に仕事で一角の成果を出したいと考えているビジネスパーソンであれば、読んで損はない一冊でしょう。
このような生き方もあるということ、それがサムスングループの爆発的な成長の原動力になっていることを理解し、その中から、1つでもご自身に生かして頂ければと思います。
ちなみに、私は、この本の中で一貫して描かれているスピード感を日々の仕事の中で、今まで以上に心がけるようになりました。

ではでは。