身の回りに良いことが起き始める!成功法則!

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営業マンは理系思考で売りなさい(菊原智明著 東洋経済)

営業マンは理系思考で売りなさい

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(2014/3/8 06:15時点)


<この本から学べること>
営業成績が劇的に向上する「営業レター」と「営業トーク」を学べます。

<ビジネスマン八岳次郎の勝手にオススメ度数>
・サラリーマンへのオススメ度数 【★★★★★】
・独立起業家へのオススメ度数  【★★★★★】
※営業に関係する方にはお勧めです!(営業以外にも活用できそう!)

<著者>(本書より引用)
営業サポート・コンサルティング(株)代表取締役関東学園大学経済学部教員。(社)日本営業力検定協会代表理事。
群馬県高崎市生まれ。群馬大学工学部機械科を卒業後、トヨタホームに営業職で入社。自分に合う営業方法が見つからず、7年間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。お客様へのアプローチを訪問から「営業レター」に変えたことをきっかけに理系思考で営業に取り組み、4年連続トップの営業マンへ。約600名の営業マンの中でMVPを獲得。
2006年に営業サポート・コンサルティング(株)を設立。現在は、経営者や営業マン向けのセミナー、研修、コンサルティング業務を行い、【営業力検定】が取得できる通信講座のクライアントは卒業生を含めて500人を超える。

<本書内容概略>

ダメ営業マンだった理系出身の著者が、仕事のやり方を変えて、成績突然急激アップ!トップセールスマンになってしまった!そのやり方とは、理系思考で成功失敗事例を分析して、勝ちパターン化するだけの意外と簡単な方法!その秘密があます所なく記されています!

入社以来7年間、全く成績のあがらないダメ営業マンだった理系出身の著者が、あるきっかけで、営業成績が一気にアップ、トップセールスマンになってしまいます。
そのきっかけとは?

それは、理系的分析の「営業レター」や「トーク設計図」への活用でした。

まず、「営業レター」についてですが、これは、「どんな内容のダイレクトメールだと反応が良いか?」「どんなタイミングで出すと反応が良いか?」「どんな会話展開だと話が進む確率が高いか?」
ダイレクトメールで、いろいろなパターンを試して、ウケの良かったものを、必勝パターンとして、ルール化したもの。
それが「営業レター」です。
これにより、「顧客に売り込む営業」から「顧客に来てもらう営業」に営業スタイルが変化し、労力をかけずに成績が急激に上がっていきます。

次に、「トーク設計図」です。
これは、お客様との接客の場面で、営業レターの場合と同じ考え方で、うまくいった成功事例を必勝パターンとして、ルール化したものです。
これで、口ベタを克服して、営業成績をさらに上げることができたとのことです。

この営業成績が劇的に向上する「営業レター」と「トーク設計図」の具体的な方法が盛りだくさんで、余すところなく、記されています。

<ビジネスマン八岳次郎の感想>
インターネットの世界でも、ホームページのデザインやコンテンツをいろいろ変えて、どのパターンの売り上げが高いかを分析し、ホームページをレベルアップしていく手法がとられていますが、そのリアル営業版とも言えるでしょう。
いろいろなパターンを試して、その中から必勝パターンを見つけていくというアプローチは、他にも応用の幅が広いと感じました。
営業レーターで「訪問しないで顧客をフォローする」方法は、とても参考になります。営業に関係する方にはぜひお勧めです!そして、営業以外にも活用できそう!皆さんも参考にしてみて下さい。

ではでは。

ビジネスマンのための「行動観察」入門(松波晴人著/講談社現代新書)

ビジネスマンのための「行動観察」入門 (講談社現代新書)

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(2014/3/8 06:09時点)


<この本から学べること>
「行動観察」の有効性、「行動観察」のやり方を具体的な事例とともに学べます。
(観察・分析・改善をする時に活用できる心理法も学ことができます。


<ビジネスマン八岳次郎の勝手にオススメ度数>
・サラリーマンへのオススメ度数 【★★★★★】
・独立起業家へのオススメ度数  【★★★★★】

<著者>(本書より引用)
大阪ガス行動観察研究所所長。株式会社エルネット技術顧問。経済産業省サービス工学推進委員会委員。1966年、大阪生まれ。神戸大学工学部環境計画学科卒業。同大学大学院工学研究科修士課程修了。大阪ガス入社後基盤研究所にて、生理心理学、人間工学の研究活動に従事。米コーネル大学大学院にて修士号取得後、和歌山大学にて博士号を取得。2005年より行動観察ビジネスを開始。2009年に大阪ガス行動観察研究所を設立し、所長に就任。

<本書内容概略>
本書は、「行動観察」について、述べた本です。
そもそも、行動観察とは何でしょうか?
行動観察とは、観察者が実際の現場に入って、対象となる人間の行動をつぶさに観察、分析し、問題解決の提案をする手法のことです。

そして、著者は、この行動観察の有効性について述べています。
・顧客のニーズに応えて他社との差別化を図るような「付加価値の提供
・店舗や工場などの現場における効率化につながる「生産性の向上

ところで、顧客のニーズを見つけると言えば、アンケートやインタビューが従来から活用されている方法ですが、なぜ、行動観察なのでしょうか?

2つ理由が述べられています。
・言葉にされない人間の無意識のニーズを抽出できる
・社会通念によるバイアスを排除できる

まず1つ目の「言葉にされない人間の無意識のニーズ抽出できる」です。
これは、ほとんどの人間の行動は、自分自身で把握していない、無意識に行っているという考え方に基づいています。
行動している人自身が意識していない以上、それを、アンケートやインタビューで、言葉にすることはできません。
だから、その行動の観察が有効という訳です。

2つ目の「社会通念によるバイアスを排除できる」です。
これは、アンケートやインタビューを実施すると、人間は社会的に「こうあるべき」という思考が働き、心の中の本当のニーズを引き出すことは難しいというものです。
「トイレで手を洗いますか?」と質問されたら、洗わない人でも、「洗います」と答えてしまいます。

つまり、行動観察であれば、無意識に行っている行動を第三者が観察することになるので、これらの問題を解決できるわけです。

ただ、ここで言っている行動観察は、単に行動を見ることにとどまりません。
あたかも、シャロックホームズが事件を推理をするかのように、相手の心に共感するレベルまで深く観察することを意味しています。
詳しくは、本書を読んでみて下さい。

このように、顧客の潜在ニーズを探り出すのに有効な行動観察ですが、本書の中では、実際の活用事例を、工場、店舗、書店、銭湯、営業現場など、実際に著者が調査した事例に基づいていて、とても判り易く解説しています。

「顧客の潜在的なニーズを探りだしヒット商品を作りたい!」「店舗の売り上げを上げたい!」「工場での生産性を高めたい!」このような業務課題解決に悪戦苦闘している方、是非ともこの本を手にとって頂きたいと思います。

<ビジネスマン八岳次郎の感想>
先日の日経新聞に、トヨタ自動車に関する記事が載っていました。
トヨタは今季、リーマンショックからの大きな赤字を脱して、売上、営業利益とも最大の業績をたたき出そうとしていますが、その恩恵を関係する部品メーカーにも享受してもらい、部品メーカーの体力も向上させる計画がある」というものでした。

具体的には、毎年実施している年間1~1.5%程度の部品原価の低減依頼を、次年度は部品メーカーに対して実施しないという内容でした。
トヨタの懐の深さを感じたのですが、それとともに、トヨタは部品メーカーに対して、毎年1~1.5%もの部品コスト削減を要望し、それを部品メーカーは生産性の向上、つまり「ムダの削除」によって、その原資を稼ぎ出しているということを、改めて認識しました。

あのトヨタのことです。契約時点で、相当の原価を下げた価格で契約を結んでいるはずです。にもかかわらず、毎年1~1.5%もの部品コスト削減を要望している。並大抵でない、製造現場の厳しいコスト削減活動を想像することができました。

他の企業より、高い成果を出しているトヨタの関連部品メーカーでさえ、毎年それだけのムダ改善しているのです。他の企業には、もっと多くのムダが存在するに違いありません。

そして、この本に紹介されている行動観察こそが、工場のムダの排除にも活用できるのではないでしょうか?
是非参考にしてみて下さい。

ではでは。

「いいこと」がいっぱい起こる!ブッタの言葉(植西聰著 三笠書房)

「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉 (王様文庫)

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<この本から学べること>
心の迷いの解決の仕方(考え方)が学べます。
いらだちや怒りのおさめ方(考え方)を学べます。

<ビジネスマン八岳次郎の勝手にオススメ度数>
・サラリーマンへのオススメ度数 【★★★★★】
・独立起業家へのオススメ度数  【★★★★★】
※職業を問わず、すべての人におすすめです!

<著者>(本書より引用)
東京都出身。著述家。心理カウンセラー。産業カウンセラー(労働大臣認定)。「知客職」(僧侶)、「心理学博士」の名誉称号を持つ。1982年、ウィーグル研究所を設立。現在「心理学・心理療法」「東洋医学・仏教思想」「成功哲学」などの研究に従事し、人々に喜びと元気を与えている。(著書より引用)

<本書内容概略>
どう生きれば、幸せになれるか?イライラや怒りをなくすにはどうしたらよいのか?皆さん、 読まれましたか?「ブッタの教え」をもとに、すぐに役立つ心の持ちようをわかりやすく解説してくれます!

どう生きれば、幸せになれるか?
そのヒントが、この本には詰まってます。
著者は、仏教、東洋哲学、心理学を深く研究された植西聰さん。
ブッタの教えを現代語訳にして、その内容を事例を挙げて、判り易く伝えています。

現代社会は、怒りやいらだちに満ち溢れています。
皆さんも、思い通りにならない他人、イヤなことばかりの職場、うまくいかない人間関係に対して、イライラ、怒り、そして自己嫌悪に陥っていませんか?
そんな方には、お勧めです!

著者は、そんな心のゴミを掃除してくれるのが、「ブッタの言葉」だと言います。
全てを解決するキーワードは、「思いやり」。
ブッタの言葉には、この「思いやり」に満ち溢れていると言います。
自分への思いやり、他人への思いやり、世の中への思いやり。
全てのものに対して、思いやりの心を持つというマインドチェンジが出来た時、幸せが押し寄せてくると言います。
この本には、そんな正しく86個の生きる秘訣が、見開き2ページ完結で、ブッタの言葉を引用しながら、判り易く書かれいます。

<ビジネスマン八岳次郎の感想>
 怒りとは何でしょうか?
怒りとは、自分の思いと現実とのギャップ(差)が、ある一定レベルを超えた時に発生する負の感情のことです。
人は、自分の思いと現実とのギャップ(差)にいつも思い悩んでいるのです。
自分はこうしたい、ああしたい、でも夫や子供はそうしてくれない。
そんな状態で、ギャップ(差)が、あるレベルを超えて大きくなった時、「どうしてわかってくれないの!」「なんど同じことを言わせるの!」と、怒りという負の感情が発生するのです。

でも、世の中には、同じ状況に遭遇しても、あまり怒らない人と怒りやすい人がいます。
どう違うのでしょうか?
遭遇した現実はどちらも同じです。

そうです!
遭遇した現実に対する見方が違うのです

あまり怒らない人は、自分の思いと現実とのギャップ(差)を一歩引いて、冷静に眺めています。
俯瞰するとも言います。
ちょうど鳥が上空から、怒っている自分を見ているイメージです。
そして、自分の思いのレベルを、ぐーっと下げてしまうのです。
ギャップ(差)は小さくなります。
怒りの感情は起きなくて済むわけです。
「まっ、いいかっ♪」
こんな感情です。

一方、怒りやすい人は、自分の思いのレベルを下げることができません。
良い言い方をすると、「こだわりがある!」
悪い言い方をすると、「頑固者!」
いずれにせよ、脳の柔軟性は低そうです。

怒っているあなた!
怒るということは、
「私は、思い通りにならない現実に我慢できず、負の感情を出しています」
そう、周りに伝えているということを認識しましょう。

さあ、どうしますか?
あなたも、遭遇した現実に対する見方を変えてみませんか?

この本には、そんな発想の転換が盛りだくさんでした。
読み終えた時には、多くの気づきと共に、心が穏やかになれると思います。
是非とも、読んでみて下さい。

ではでは。

さばうりどん(長谷川摂子 文/伊藤秀男 絵/岩波書店)

さばうりどん (てのひらむかしばなし)

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<この本から学べること>
人のものをとるとバチがあたるので、とってはいけないということが学べます。
おもしろい童話には、心理学の効果が使われているということを学べます。)


<ビジネスマン八岳次郎の勝手にオススメ度数>
・サラリーマンへのオススメ度数 【★☆☆☆☆】
・独立起業家へのオススメ度数  【★☆☆☆☆
※お子様のいる方であれば、お子様は喜ぶかもしれません。ちょっと怖いかもしれませんが。


<著者>(本書より引用)
長谷川摂子
1944年、島根県生まれ。地域で子どもと本に関わる活動を続けながら、創作にとりくむ。主な絵本に『みず』『めっきらもっきら どおんどん』『きょだいな きょだいな』『きつねにょうぼう』など。短編集『人形の旅立ち』で坪田謙治文学賞椋鳩十児童文学賞、赤い鳥文学賞を受賞。
伊藤秀男 絵
1950年、愛知県生まれ。絵本作家として活躍。主な作品に『じぞうぼん』『さかなつり』(以下、福音館書店)、『海の夏』(ほるぷ出版小学館絵画賞受賞)、『くまにたすけられたおとこ』(鈴木出版)、『ひたひたどんどん』(解放出版)、『けんかのきもち』(ポプラ社、日本絵本賞大賞受賞)、『やまのむにゃむにゃ』(佼成出版社)などがある。

<本書内容概略>
人には、「悪いことをした人に対して罰を与えたい」、そんな生々しい無意識の脳の働きがあります。 童話の中には、そんな人間心理をうまくついたものがたくさんあります。 人間の心理を上手にくすぐる童話、今回は、そんな観点で、童話『さばうりどん』を紹介したいと思います!

お話のあらすじです。
あるさば売りが、雪の晩、山の中で道にまよってしまい、やまんばの家にたどり着いてしまうというところから、話は始まります。やまんばはお金も払わず、さばうりどんの持っていたさばを全部食べてしまい、命からがら逃げ出すのです。でも、ふと我に帰ったさばうりどん、どうしても悔しくてたまらない。やまんばの家に戻り、屋根裏にこっそり登って、やまんばに仕返しをする。
そんなお話です。

<ビジネスマン八岳次郎の感想>
このお話、実は、私の娘(幼稚園生)の大好きなお話で、よくベットで読んで聞かせてあげています。
この本が伝えたいメッセージは、「人のものを、お礼もせずに取り上げると、自分に報いがありますよ」ということかと思います。

ただ、もう一つ、この本を読んでいると、爽快感が出てくる点も見逃せません。
人のものを取り上げたやまんばが仕返しをされる。
「ああ、良かった」と思ってしまう自分がいます。

心理学では、人間には、「不正を正したい、不正に対しては制裁を加えたい」という無意識の脳の働きがあると言われています
このお話にも、そんな人間心理をくすぐる仕掛けが、うまく取り入れているのです。
童話もそんな見方をするとおもしろいです。
お母さんをサルに殺された小ガニが仕返しをするお話、サルカニ合戦
これも、同じです。

政治家の不正は、古今東西、枚挙のいとまがありません。
だいぶ前になりますが、東京都知事の猪瀬さんが、お金の問題で辞職されました。
公人の立場にあり、絶対に許されないことではありますが、「多かれ少なかれ、マスコミや大衆に、『不正には制裁を加えたい』という心理が働いていたのは、間違いない」と加熱する報道や自分の気持ちを客観的に見て、そう思いました。
やっぱり、自分も正常な脳の働きを持った人間なのだと改めて思いました。

ではでは。

「話のおもしろい人」の法則(野呂エイシロウ著/アスコム)

「話のおもしろい人」の法則

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(2014/4/29 16:33時点)


<この本から学べること>
話のおもしろい人になる方法を学べます。
(話がおもしろい人とおもしろくない人の違いを学べます。)

<ビジネスマン八岳次郎の勝手にオススメ度数>
・サラリーマンへのオススメ度数 【★★★★★】
・独立起業家へのオススメ度数  【★★★★★】
※組織の中でがんばっている人、独立していて自分ビジネスをがんばっている人、どちらもいけます。

<著者紹介>(本書より引用)
1967年愛知県生まれ。愛知工業大学卒。放送作家・戦略的PRコンサルタント。学生時代に「現役の学生」を武器に、電気メーカー。広告代理店との会議に参加。学生向け家電企画の立案・宣伝・PRに携わる。その後、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で放送作家デビュー。『ザ!鉄腕!DASH!』『奇跡体験!アンビリバボー』『ズームイン!!SUPER』などに携わる。テレビ局独自の“笑い”にあふれた会議で、話し方や雑談力、提案力を鍛えられる。
放送作家としての「番組をおもしろくするネタづくりのノウハウ」をいかし、30歳の時から“戦略的PRコンサルタント”としての仕事をスタート。企業の商品やサービスを一般の人に「おもしろそう!」「欲しい!」と思ってもらうような独自の戦略立案を行っている。クライアントには、「ソフトバンク」「ライフネット生命」「GROUPON」「Expedia」「ギルト・グループ」「hulu」「Folli Follie」「ビズリーチ」「ルクサ」をはじめ、金融機関、自動車会社、アパレルブランド、飲食店など、国内外の企業90社以上があり、“かげの仕掛人”として活躍している。

<本書内容概略>
フジテレビの人気番組『奇跡体験!アンビリバボー!』など数多くの番組を手がける人気放送作家野呂エイシロウさんが語る「話のおもしろい人」の法則!おもしろい人とつまらない人の違いがわかりやすく解説されています。話しベタでも人の心を“ワシづかみ”にできるオススメの1冊です。

この本には、話のおもしろい人の法則が事例豊富に紹介されています。
著者いわく、
おもしろいと思ってもらいたいなら、目の前の相手のことを知って、それに合うように自分を変化させる必要がある
カメレオンのように七変化し、相手のニーズに合わせることが必要と述べています。
「でも、自分を変えるのは難しい…」と思っているあなた。
相手の心をワシづかみにする“48の法則”が述べられています。

明石家さんまさんがなぜおもしろいか分析は、「なるほど」でした。

<ビジネスマン八岳次郎の感想>
昨今、ビジネスで成果を出すために、コミュニケーション能力の向上は、今まで以上に重要になってきています。
顧客とのコミュニケーションは言うに及びませんが、最近、特に求められているのは、会社内(職場)での、コミュニケーション深化ではないでしょうか?
職場の雰囲気を良くして、みんなに気持ち良く働いてもらって、アウトプットの質と量を上げてもらおうという考え方です。(もちろん、同じ給料の範囲内で)

会社の経営者から見ると、ヒトは資源です。
この資源をいかに有効に活用するかは、経営の最重要課題です。
給料、ボーナス、休暇、やりがいのある仕事の提供などと、人事施策はいろいろですが、やはり、期待されるのは、同じ費用で、アウトプットを多く出すことです。
そこで、風通しの良いコミュニケーションの取りやすい職場をつくろうということになります。
皆さんも「話のおもしろい人」になって、成績を上げませんか?

ではでは。

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。(千田琢哉著/日本実業出版社)

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。

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<この本から学べること>
どんな時代でも知恵で生き抜いていける読書法を学べます。
(読書をしていれば、どんな時代でも生きていけるということを学べます。)

<ビジネスマン八岳次郎の勝手にオススメ度数>
・サラリーマンへのオススメ度数 【★★★★
・独立起業家へのオススメ度数  【★★★★★】

<著者>(本書より引用)
次代創造館、代表 イノベーション・クリエーター。
愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。
東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からそれらの実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話、コンサルティング業界と言う人材流動性が極めて高く、短期間で成果を求められる環境に自らを置くことによって得た事実とそこで培った知恵を活かし、執筆・講演・ビジネスコンサルティング等の活動を行っている。また、多数の上場企業、商工会議所、TSUTAYAビジネスカレッジ等の研修講師、複数の組織での社外顧問を務めている。現在、南青山在住。

<本書内容概略>
大学4年間で1000万円分1万冊の本を買った著者が書いた「本の読み方」の本です。
本の読み方、本を読む効果が紹介されていて、ワクワクしてしまいます!
「そうだね!そうだね!」と共感が満載!
本好きにはたまらに1冊です!

ーーーこれから起こる未知の難題のヒントは、すでにどこかの誰かが本に書いてくれているーーーこれが、大学4年間で1000万円分1万冊以上の本を買った著者のこの本に書いたメッセージです。

本書の内容ですが、行動力、コミュニケーション力、勉強力、仕事力、経済力、成長力の各能力を読書で向上するという切り口で各章が分類されています。
一方で、副題の「20代で身につけたい本の読み方80」にもあるように、本を読むメリットや本の読み方が、さらに80項目に細かく分類されています。
メッセージがわかりやすく、しかもどこからでも読める構成になっているので、気の向くまま読むことができます。
大学4年間で1000万円分1万冊以上の本を買った著者ならではの、読書に対する考え方が、かなりマニアックな観点で述べられています。

私が共感した一節です。 (本書より抜粋)
ーーー僕が大学生の頃に膨大な本を読み進めていくうちに確信したのは、「お金持ちになるかはわからないけれど、一生お金に困ることはないだろうな」ということでした。ーーー

<ビジネスマン八岳次郎の感想>
本を読み続けていると、いくつかの読書の段階があると思います。

読書の道(ビジネス書編)
第一段階:短期的な興味や実益を求めて知識を吸収する段階
     (断続的なので、きっかけ(興味、必要性など)がないと続きません)
第二段階:知識の吸収自体が楽しくなり、自分が高まるのを感じ、
                        自発的に知識を吸収する段階
     (知識の吸収自体が目的になり、継続的になり始めます)
第三段階:頭の中で知識と知識が結びついて、知識の吸収がさらに楽しくなる段階
     (知識の吸収に快楽を感じるようになり、麻薬的依存性が現れます)
第四段階:知識が自分の考え(知恵)に変わる段階
     (知識が独自性のある知恵に変わります)
第五段階:自分の考えをアウトプットする段階
     (自分の意見を他の人に伝えたくて、いてもたってもいられません)

ただし、これらの段階を進むには、ある一定量の読書をこなす必要があります。
心理学者K・アンダース・エリクソンが唱えた1万時間の法則というものがあります。
音楽大学のバイオリニストを調査したところ、トップレベルの生徒の練習量は1万時間、比較的優秀レベルの生徒の練習量は8000時間、将来の音楽講師レベルの生徒の練習量は4000時間ぐらいだったというものです。
そこから、「なにごとも、1万時間の時間を費やせば、その道のプロフェッショナルになれる」という結論に行き着きました。

その道を極めるには、多くの時間の投資が必要ということは、古くから枚挙のいとまがありません。

ゲーテが、ある女性に宛てたラブレターは1800通と言われています。
だからこそ、歴史に残る美しい文章が書けるようになったのです。

マイクロソフト創業者で、スーパー億万長者のビル・ゲイツも、若かりし日には、プログラミングにとりつかれ、多くの時間を費やしたと言われています。

ビートルズも下積み時代は1000回以上ものライブをして、実力をつけていったと言われています。

きっと、読書の道も同じでしょう。
読書にも時間をかけていくと、読書が楽しくなる⇒暇があると本屋に出かけてしまう⇒ブログで人に伝えたくなる、こんな変化が訪れます。
さて、皆さんは、今どの段階でしょうか?

私も無類の本(特にビジネス書)好きです。
仕事での活用という実益を兼ねて読み始めましたが、買って読んでいくうちに、なくてはならない趣味となってしまいました。
週末は必ず本屋に出かけてしまいます。
この著者同様、私にとっても、本はなくてはならない大切なものです。

本の中には、知識の海を自由に泳ぐ楽しい世界があります。
皆さんも、読書に、お金と時間を投資しませんか?

ではでは。

チーズはどこへ消えた?(スペンサー・ジョンソン著/門田美鈴訳 扶桑社)

チーズはどこへ消えた?

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(2014/3/8 06:13時点)


<この本から学べること>
身のまわりに起こる変化に、すばやく対応することの重要性を学べます。
(変化にすばやく対応できたものだけが生き残れるということを学べます。)

<ビジネスマン八岳次郎の勝手にオススメ度数>
・サラリーマンへのオススメ度数 【★★★★★】
・独立起業家へのオススメ度数  【★★★★★】

<著者>(本書より引用)
医学博士、心理学者。心臓のペースメーカー開発にたずさわる。さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加する一方、著作活動を続けている。その功績を認めらられ、ハーバード・ビジネス・スクールの名誉会員。

<本書内容概略>
世の中は絶えず激しい変化を繰り返しています。 あなたにてとって、「変化」とはどのようなものですか?ピンチ?チャンス?何かを奪っていくもの?何かを得られるもの?変化をとらえたものだけが生き残ることができます。ぜひとも、オススメの1冊です!

物語には、二匹のネズミと二人の小人が登場します。一匹のネズミは、いち早く変化をかぎつけ、もう一匹は、すぐに行動を起こします。一人の小人は、変化におびえて、変化を認めません。もう一人は、もっといいことがあるはずと、変化の波に乗ろうとします。これら4つのキャラクターは、私たちが心の中に持っている感情です。変化の激しい今の世の中を乗り越えていくには、どの対応が良いでしょうか?変化は必ず起きるもの!変化の予兆を見逃すな!変化はチャンス!心にひびくメッセージが、もり沢山です。
全部で94ページのシンプルな物語。 あっという間に読み切ることができます。
読めば、これからの激動の変化の速い社会で生き残れる可能性がアップすること間違いなし、逆に読まないと… です。

<ビジネスマン八岳次郎の感想>
私が仕事をする上で、常に心がけていることの中に、ライバル社の製品動向感度と仕事のスピードがあります。
現在、某メーカーで製品開発を担当していますが、ライバル会社の製品動向をつかんでおかないと、あっという間に、負けてしまうという危機感が、常にあります。
そして、情報をキャッチした時は、自社としてどんな行動をとるべきかを決めて、それを実行に移しますが、その実行までの対応スピードもきわめて重要になります。
まさに、この本の中で描かれている内容が、日々の職場でも行われていると、この本を読んで感じました。

目線をあげて、日本を代表する会社を見ても、同じようにものすごいスピードで、さまざまな変化が続いていることに気付きます。

私が学生の頃、ウォークマンで大ヒットをとばしたソニーは、その勢いを落としています。(今や金融会社とも言われています。。。)
また、経営の神様と言われた松下幸之助が興したパナソニックも、同じく勢いを落としています。
理由の一つには、社会や顧客の好みの変化に商品を合わせることができずに、過去の成功体験にしがみついてしまったことが、挙げられているのは周知の事実です。

自動車の世界はどうでしょうか?
トヨタプリウス、ホンダはインサイトで、時代の変化を敏感に察知しハイブリッド技術に投資し、主導権を握りました。
一方、ハイブリッド車で出遅れた日産は電気自動車リーフで次の変化を察知して、投資をして変化を起こそうとしています。
電気自動車で主導権を握ろうとしているのです。
そんな中で、新しい電気自動車メーカーであるテスラも登場してきています。
更には、水素を燃料にした新しい動力源である燃料電池車が研究されています。
まさに、技術の変化をとらえて、各メーカーは、日々競い合っている(どこに投資するか競い合っている)のです。

こんな時代だからこそ、本書は、10年を超えるにもわたるロングセラーになっているのでしょう!(2000年11月 第1刷、2013年6月 第62刷
人気企業社員教育にも使われたという実績にもうなずけます。

生物も環境の変化に対応できたものだけが生き残ってきました。自然界の摂理なのです。ビジネスの世界も同じです。変化を先取りして、スピーディーに対応した会社のみが生き残れるのです。

ではでは。